研究課題/領域番号 |
10460103
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研究機関 | 酪農学園大学 |
研究代表者 |
細川 允史 酪農学園大学, 酪農学部, 教授 (70295898)
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研究分担者 |
甲斐 諭 九州大学, 大学院・農学研究科, 教授 (70038313)
藤田 武弘 大阪府立大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (70244663)
尾碕 享 酪農学園大学, 酪農学部, 助教授 (70275486)
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キーワード | 生鮮EDI / 物流システム化 / ベジフルシステム / フローラシステム / 標準コード / 中央卸売市場 / 地方卸売市場 / 商物分離 |
研究概要 |
今年度は最終年度として、これまでの研究の整理と補充調査を主とした。補充調査としては、それぞれが行ったが、とくに小売部門における情報システム化の進展に関する調査、水産物と花き卸売市場の情報システム化に関する調査などが行われた。さらに、雑誌、図書などへの成果の発表もかなり行われた。平成12年度には、卸売市場の情報システム化に関して大きな進展があった。第一に、農林水産省が第7次卸売市場整備基本方針の策定に向けて、食品流通審議会卸売市場部会を開催し、平成12年12月に基本方針の論点整理をまとめた。研究代表者である細川は、同部会委員として審議に参加した。論点整理では、卸売市場の活性化策としてEDIを軸とした情報システム化の推進がつよく打ち出された。この間の論議は、本科研で取り組んだ課題と一致点が多い。第二に、本科研のテーマ対象である卸売市場が取り扱う生鮮食料品に関して、従来困難とされてきた生鮮食料品の情報システム化(EDI化)の推進のための標準コード作成の実験事業が行われた。これにも研究代表者の細川が委員(食肉部会部会長)として参加するなど、本科研研究の成果を生かした活動が展開された。このように、本研究のテーマは卸売市場活性化のための大きな柱としてクローズアップされているために、できるだけ早い機会に本研究成果をまとめて共同著作として出版する方針である。
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