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1999 年度 実績報告書

UV損傷DNAの修復活性を高める食品成分の分子レベルでの作用機作

研究課題

研究課題/領域番号 10460146
研究機関鹿児島大学

研究代表者

松尾 友明  鹿児島大学, 農学部, 助教授 (90041673)

研究分担者 中村 考志  京都府立大学, 人間環境学部, 助手 (90285247)
岡本 繁久  鹿児島大学, 農学部, 講師 (30211808)
キーワード機能食品 / 抗変異原化合物 / 紫外線損傷 / 突然変異 / DNA修復 / umuDC遺伝子 / SOS修復
研究概要

大腸菌トリプトファン合成酵素欠損株の復帰変異を指標として、新しく植物食品から単離・同定した2種類の抗変異原化合物(MMTS,GC)に加えて、京野菜から新たに2種類の抗変異原化合物(2,4-ND,BA)とそれらの活性をシネルギスチックに高める化合物(SA)を単離・同定した。紫外線照射後の大腸菌からゲノムDNAを単離して、抗体を用いたELISA法によってピリミジンダイマー量を定量したが、いずれの処理においても対照区と有意な差は認められなかった。少なくとも大部分のピリミジンダイマーの除去修復における過程には直接作用しないと推定された。大腸菌のゲノムDNAの修復に関わる遺伝子の調節領域をレポーター遺伝子に融合し、それらのキメラプラスミドで形質転換した大腸菌を用いて、抗変異原処理により転写活性が変化する遺伝子を調べた。その結果、各種抗変異原化合物の処理が紫外線照射により増加したumuDCの転写活性を有意に減少させることが明らかとなり、このことが突然変異の発生を抑制することにつながると考えられた。β-galactosidase遺伝子の誘導系やRAPD法を用いることにより、突然変異量を比較できることが分かった。これらの新規抗変異原化合物が高等動物にどのように作用を及ぼすかを研究するために、培養細胞内導入した8種類のシグナル伝達系との関連を調べた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Nakamura,Y.: "2,4-Nonadienal and benzaldenyde bioamtimut a gone in Fushimi sweet pepper (Fushimi-Togarashi)"J.Agric.Food Chem.. 47(2). 544-549 (1999)

  • [文献書誌] 松尾友明: "植物由来の抗変異原化合物の構造と作用機構"植物の化学調節. 35(1). (2000)

  • [文献書誌] Nakamura,Y.: "Methyl salicylate shows synergest-like a ctovity with bioantimutagens in fruit of Capsiowm annum"Phytochemistry. 42(3). (2000)

  • [文献書誌] Matsuo,T.: "Ehecl of food bioanthmutagens on froms cription of sos response gene in duced by LiV in E.coli"Biosci.Biotechmol.Biochem.. 64(4). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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