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1998 年度 実績報告書

地域におけるヘリコバクタ・ピロリ感染率の推移に関する血清疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10470111
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

渡辺 能行  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (00191809)

研究分担者 林 恭平  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (60079754)
キーワードヘリコバクタ・ピロリ感染 / 疫学
研究概要

モデル地域における1987年(1393人)、1988年(1386人)、1992年(1343人)および1993年(704人)の凍結保存血清を用いて、ヘリコバクタ・ピロリ(HP)菌に対する抗Ig-G抗体の測定を行なった。なお、対象者の年齢は35歳以上である。
このうち整理のできた1988年と1993年のHP感染陽性率は、それぞれ67.4%、65.6%であった。
対象者のうち1988年と1993年の2回とも血清のあった者は404人であった。これら404人について5年間の間にHP感染が持続陽性であった者は236人、持続陰性であった者は116人であった。1988年が陰性で1993年が陽性のpositive seroconvertorは29人あった。逆に1988年が陽性で1993年が陰性のnegative seroconvertorは23人あった。positive seroconversionの率は1988年に陽性であった259人のうちの23人であるので、5年間に8.9%であった。逆にnegative seroconversionの率は1988年に陰性であった145人のうちの29人であるので、5年間に20.0%であった。かりに5年間に均等に変化したと仮定すると1年当たりでは、positive seroconversionの率は4.00%、negative seroconversionの率は1.78%となった。
今後、測定の進行中である1997年度分の結果も併せて、10年間のHP感染率の推移を検討していく予定である。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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