研究課題/領域番号 |
10470114
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
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研究分担者 |
西野 治身 富山県衛生研究所, 環境保健部, 主幹研究員
梶田 悦子 富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (50135373)
秋葉 隆 東京医科歯科大学, 医学部, 講師 (70184108)
土肥 祥子 奈良県立医科大学, 医学部, 助教授 (50155628)
由良 晶子 近畿大学, 医学部, 助手 (80142595)
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キーワード | 骨粗鬆症 / 第1次予防 / コホート研究 / 遺伝子多型 / リスク評価 |
研究概要 |
個人の骨量減少のリスクの的確な評価法とそのリスクに見合った指導法を開発して骨粗鬆症を予防することを目的として、初年度の調査を以下のように行った。 申請者らが平成7年度に実施したBaseline studyを受診した沖縄県H市と香川県S町在住の当時15歳から79歳だった住民1,244人を対象に、満3年時の追跡調査を以下の研究項目で実施した。 1.骨密度の測定 Dual-energy X-ray Absorptiometry、Hologic社QDR4500A車載型にて第2〜4腰椎正面と大腿骨近位部の骨密度を、Norland/Stratec社製pDXAにて撓尺骨遠位部の骨密度を測定する。50歳以上の対象者についてはQDR4500Aを用いて下部胸椎から腰椎側面のDigital imaging-を行った。 2.DNAの解析 VitaminD受容体遺伝子多型とOsteocalcin遺伝子多型を同定した。 3.既往歴、家族歴、Lifestyleについての面接調査 本人と家族の骨折の発生状況、食生活、喫煙・飲酒歴、運動習慣、労働状況などのLifestyle項目を詳細に聴取した。 4.骨代謝指標の測定と評価 Osteocalcin、活性型VD_3などを測定した。 本報告書作成段階で、沖縄県H市の調査は終了し、概数で420名が受診した。香川県S町の調査は順調に進んでいる。データが揃い次第、現有のコンピューター上にデータベースを構築する。平成11年度の調査地区である福島県N町とは調査の打ち合わせを既に行い、町長の承認も得、担当者と日程調整に入った段階である。
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