研究課題/領域番号 |
10470141
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
井戸 健一 自治医科大学, 医学部, 助教授 (80112621)
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研究分担者 |
小野 和則 自治医科大学, 医学部, 助手 (70301447)
長嶺 伸彦 自治医科大学, 医学部, 助教授 (20275689)
磯田 憲夫 自治医科大学, 医学部, 講師 (30275680)
川本 智章 自治医科大学, 医学部, 講師 (30169776)
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キーワード | δ-ALA / HPLC / 光線力学的治療 / レーザー / 血管 / 血栓 |
研究概要 |
1) 血管内皮細胞を含む数種の株化細胞に、HPD,δ-MAを添加し、ヘムまで同時に測定可能な3次元HPLシステム(既報)により、経時的にポルフィリン体の測定を行った。本分析法により、血管内皮細胞及び癌細胞における δ-ALAを出発点としたプロトポルフィリンまでの代謝経路の分析を行った。 2) δ-ALA経口投与ラットの血管壁組織のHPLCによるポルフィリン体分析を行った。 3) δ-ALA投与群と非投与群家兎に630nmのレーザーを照射して、両群の血流障害、血栓の発生頻度を組織学的に比較した。 4) δ-ALA投与群と非投与群の犬に対して、経内視鏡的に630nmのレーザーを照射して、食道壁、とくに血管内の血栓形成の程度を組織学的に検討した。同時に使用クオーツの先端形状、出力、照射エネルギーなどの適切な照射条件の検討を行った。 以上の成績からヒトへの応用が十分に可能であると推測された。
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