研究課題/領域番号 |
10470150
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
貫和 敏博 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (40129036)
|
研究分担者 |
三木 誠 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (30312656)
萩原 弘一 東北大学, 加齢医学研究所, 講師 (00240705)
海老名 雅仁 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (10280885)
宮崎 純一 大阪大学, 教授 (10200156)
|
キーワード | 蛋白分解酵素阻害物質 / SLPI / elafin / targeting |
研究概要 |
1)SLPI遺伝子ノックアウトマウス作成 a)ES細胞の作成 平成10年度に完了したマウスSLPI遺伝子targeting constructを用い、共同研究者大阪大学宮崎教授の指導の下に大阪大学においてES細胞へのelectroporationを用い、screeningを行ったが、遠隔地の往復等の条件もあり、何度かの試行の後、大阪大学での作成は断念した。東北大学加齢医学研究所遺伝子導入研究分野、高井教授の指導の下に仙台でES細胞への導入を行い、5^1,3^1のPCRによる判定で約300コロニー中4コロニーにおいて、targeting constructのhomologus recombinationを得た。再度詳細にconstructを検討したところ、southern blotting band濃淡より、SLP遺伝子のduplicationの可能性が指摘されたため、約2ケ月をかけてSLPI遺伝子がsingle copyであることを確認した。これら経過のためキメラ個体作成の前段階で研究進行が停止し、年度末を迎えたが、本研究はさらに延長して、少なくともノックアウト個体が致死か致死でないかを確認するまで継続する予定である。 2)マウスelafin遺伝子のクローニング 平成10年度に続き、ヒト、ブタelafin遺伝子の高ホモロニー領域をdegeneration primerでnested PRCを繰り返したがシグナルがなかった。さらに方法を工夫し、長いguessmerを用いてマウスplacenta cDNA library screeningしたところ、強いシグナルを得たのでこれを確認している段階である。
|