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1998 年度 実績報告書

Mn-SOD遺伝子治療を用いた悪性腫瘍の集学的治療法に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 10470196
研究種目

基盤研究(B)

研究機関岡山大学

研究代表者

黒田 昌宏  岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (50225306)

キーワードMnSOD / 遺伝子治療 / 放射線治療 / 温熱療法 / 科学療法 / 造腫瘍能 / アポトーシス / 集学的治療
研究概要

1) マウス線維肉腫細胞FSa-IIにin vitroでMn-SOD遺伝子導入した細胞株をC3H/Heマウスに移植し、TCD50法(Kuroda M,et al.:Int J Radiation Oncology Biol Phys 38:411-417,1997)を用いて、Mn-SOD遺伝子導入により、放射線(低LET線および高LET線)治療、温熱治療、化学療法(5FUおよびMMC)の効果が増強することを確認し、学会にて報告した。現在論文作成中である。
2) Mn-SOD遺伝子を含むプラスミドベクターとin vivoエレクトロポレーション法を用いて、マウス移植腫瘍FSa-IVに対する導入効率を、ベクター濃度をかえて現在検討している。
3) マウス線維肉腫細胞FSa-IIにin vitroでMn-SOD遺伝子導入した細胞株を用いて、Mn-SOD遺伝子導入により転移能が消失し、造腫瘍能が低下する機序について、アポトーシスの変化の点から検討した。Annexin-V EGFPとPIを用いて検討した結果、Mn-SOD遺伝子導入により、温熱治療後のアポトーシスが増加することがわかり、現在追試中である。
4) 今後、マウス移植腫瘍FSa-IVに対してin vivoエレクトロポレーション法によりMn-SOD遺伝子導入した後に放射線照射実験を進めてゆくために、臨床用高エネルギーX線照射装置を用いたSPF環境下でのin vivo照射システムを改良し、学会発表とともに論文として報告した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masahiro Kuroda: "A new experimental system for irradiating tumors in mice using a linear accelerator under specific pathogen-free conditions" Acta Med Okayama. 53,2 (in press). (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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