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1999 年度 実績報告書

分子生物学的手法を用いた遅延型異種拒絶反応(DXR)の解析とその制御法

研究課題

研究課題/領域番号 10470245
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

中嶋 啓雄  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (70275212)

キーワードXenotransplantation / Fas-Ligand / Bcl-2
研究概要

in vivoでの遺伝子導入と、DXR抑制効果の検討
(平成11年度、1999年)
平成11年度の研究では、FasL分子とBcl-2分子の組み込みアデノウイルスベクター(pFasL/Adv-1,pbcl-2/Adv-1)を作成し、経冠動脈的にモルモットの心臓に接触感染させ、その心臓を用いて異種移植実験を行なった。(結果)遺伝子導入効果としては、免疫染色やRT-PCRの手法で発現量の解析を行ったが、心臓全域にいずれの分子も十分な発現量は得られなかった。不十分な発現量のもとで、CVF(Cobra Venom Factor)の投与下でモルモットからラットへの異種移植を行ったが(n=4)、心臓の生着時間は、18.6時間とコントロールの20.2時間よりも延長しなかった(結論)この手法では、in vivoでの心臓に十分な遺伝子の発現は得られないことが明らかとなり、今後、新しい遺伝子導入手段を開発していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 藤原郁也: "異種間(ブターヒト)の抗体依存性細胞傷害機構の解析"移植. 33. 440-453 (1998)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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