現在試作開発中のカテーテル、ガイドワイヤーは先端にイオン交換樹脂成型品とこれに接合した電極からなっている。先端のアクチュエーター素子の形状は円筒状を開発している。電極の接合方法は化学メッキで行った。先端のアクチュエーター素子とカテーテル、ガイドワイヤーの接合は一般的な接着、方法で行った。リード線は導線を手元から先端部に配置した。電極とリード線の数はアクチュエーター素子の形状と変形方法と電気信号の伝達の方法によって実験的に設定した。操作制御部はアクチュエーター素子の変形する方向および角度を調整するもので、電極の数を4本としている。円柱状のアクチュエーター素子の試作を行い、屈曲性、耐水性等の機械的、物理的条件を満たすかを検討している。現在模擬脳血管システムを使用して、ガイドワイヤーと同じ検討を行っており90度に屈曲した分子にも容易に誘導していけることを確認した。成犬を用いて血管内を誘導し操作性の効果をみ臨床応用の可能性を検討しているが血圧に抗時手じての屈曲力に限界があり更に屈曲力を強める必要がある。
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