| 研究課題/領域番号 |
10470350
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 研究機関 | 兵庫医科大学 |
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研究代表者 |
香山 浩二 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (00068496)
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| 研究分担者 |
小森 慎二 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (60195865)
赤谷 昭子 (長谷川 昭子) 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (50212402)
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| キーワード | 卵透明帯 / ZPA / 受精 / 受精能獲得 / 精子レセプター / 先体反応 / 不妊症 |
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| 研究概要 |
ヒト卵透明帯タンパクZPAのマウス卵巣での発現により、通常実験材料や検査材料として用いることのできないヒト卵透明帯を遺伝子組換えマウスから供給し、ヒト精子の機能検査、不妊症の原因解明、受精機構の解明に応用することを目的とする。
1 導入する遺伝子の構築
(1) マウスZPAゲノムDNA断片(約2.4kb)は、米国NIHのDr.Jurrien Deanより供与を受けた。この断片から850ベースのプローブを作成し、マウスゲノムライブラリーをスクリーニング中である。
(2) 今後、すでに保有しているブタZPAミニジーンにクローニングした5'上流領域(6kb程度を予定)を接続してマウスに導入する予定である。
(3) 同じく米国NIHのDr.Jurrien Deanより供与を受けたヒトZPAゲノムDNA断片(9.4bp)をもとに、ヒトゲノムライブラリースクリーニング中である。
2 トランスジェニックテクニックの確立
(1) 技術の確立のため大阪大学岡部勝教授よりpCX-EGFPの供与を受けた。
(2) B6DBAF1/JメスマウスにPMS/hCGを投与して過剰排卵処理を行い、同系オスマウスと交配し卵管より前核期胚を回収した。
(3) 平成10年度設備備品として購入したマイクロピベットプーラーにて注入針を作成し、同じく本年度購入の設備備品、マイクロマニブレーター付倒立顕微鏡システムとマイクロインジェクターを用いて、前核期胚雄性前核にpCX-EGFPを注入した。
(4) 処理した胚60個のうち38個が胚盤胞にまで分化した(63.3%)。また処理した胚のうち10個がGFPを発現して、蛍光を発した(16.7%)。
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