研究概要 |
1)側鎖にメタクリル基及びスチレン基を有する2種のスピロモノマー(CMA:2-オキソー5-メタクリロイルオキシメチル1.3-ジオキサン、VBECC:2-オキソー5-エチル-(p-ビニルベンジルオキシ)メチル-1.3-ジオキサン)を合成し、IR、NMRスペクトル及び元素分析にて構造を確認した。 2)CMAMMACMA/MMA=35/65(Mn=47000,Mw/Mn=3.14),44/55(Mn=40400,Mw/Mn=1.99,55/45(Mn=47000,Mw/Mn=1.88)を合成した。 3)メチオニンのS酸硬いを側鎖に持つポリメタクリル酸誘導体を3種合成し、そのMMAへの溶解性を調べた。その結果、S酸硬いがMMAに対して優れた溶解性を示し、自らMMAの重合性を持つことが確認された。 4)スピロカーボネートのメタクリル酸誘導体のうち、CMAはエチレングリコールジメタクリレート(1G)、トリエチレングリコールジメタクリレート(3G)、n-ブチルメタクリレートなどに対して優れた溶解性を持ち、加熱重合において重合促進効果が認められた。 また、可視光線照射によってビニール基の重合やスピロ環の開環重合が共に認められ、アセトンに不溶性の重合体が確認された。
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