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1999 年度 実績報告書

咬合終末における微細な咬合接触運動の測定に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10470454
研究機関鶴見大学

研究代表者

鶴田 正彦  鶴見大学, 歯学部, 講師 (80089458)

研究分担者 常盤 肇  鶴見大学, 歯学部, 助手 (90298266)
脇本 康夫  鶴見大学, 歯学部, 助手 (00201153)
桑原 洋助  鶴見大学, 歯学部, 教授 (30064348)
キーワード顎運動測定装置 / 3次元6自由度測定 / 光学式 / 下顎運動 / 咬合終末位
研究概要

平成11年度の研究において、前年度の研究で試作した3次元6自由度顎運動測定装置の測定精度の検証を行うとともに、臨床応用に関する検討を行った。
(1)直線座標測定精度の検定
3次元測定装置(UMC850、ツアイス社)を用いて、各々3次元座標軸上X、Y、Z軸方向の位置27点でLEDを発光させ、装置にて空間座標値を読み、各座標値から計測距離を算出した。[結果]X,Y,Z軸方向の平均測定誤差は7.7μmであった。
(2)3次元座標における精度検定
X,Y,Z軸ステージ型較正器(小野測器社)にLEDを設置し、LEDを3次元的に移動させ3次元座標値を測定した。(結果)各軸におけるずれは、X軸:0.05mm(-0.13〜0.13mm)、Y軸:0.02mm(-0.04〜0.04mm)、Z軸:0.02mm(-0.05〜0.05mm)であった。
(3)測定器の機械的安定性の検定
咬合器上の模型前歯部にLED標識点取り付け、不動状態でのLEDの軌跡を記録した。(結果)X軸:0.037±0.026、Y軸:0.026±0.014、Z軸:0.017±0.012(mm)で3次元的距離は、0.055±0.024(mm)であった。
(4)振り子運動駆動装置による動的測定精度検定
振り子運動駆動装置にLED標識点を設置し、その運動軌跡を記録した。(結果)30度の角度で繰り返し振り子運動を行った時の、LEDの軌跡を捕捉する性能は安定していた。
(5)臨床応用に関する検討
正常顎運動者を被験者として、数種類の顎運動を記録した。顎運動軌跡は明瞭に記録でき咬合終末位での観察が可能であった。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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