研究課題/領域番号 |
10480010
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
猪俣 公宏 中京大学, 体育学部, 教授 (50109360)
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研究分担者 |
長谷川 純一 中京大学, 情報科学部, 教授 (30126891)
今井 恭子 中京大学, 体育学研究科, 助手
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キーワード | シミュレーション / ボブスレー / リュージュ / イメージトレーニング |
研究概要 |
本研究は3年間の継続研究とし、初年度は滑走コースの視覚的シミュレーションの基礎的システムの開発、選手のメンタルプランの作成、実写影像の作成およびCG立体画像によるシミュレーション時の生体反応(心電図など)の測定など基礎的な情報収集と分析に取り組んだ。本年度は当初、聴覚的シミュレーションを加える計画であったが、視覚的シミュレーションをさらに精緻化し、臨場感をさらに強めることを先行させ、さらに生体の反応についても脳波等の指標を加えて、多角的に視覚シミュレーションの効果をを捉らえることを目的とした。本年度までのシミュレータ開発は以下の通りである。 1.長野スパイラルコースの3Dグラフィックの表示 2.シャッタ眼鏡による立体視を利用した仮想空間の表示の導入 3.視点移動時の表示について磁気センサを導入 4.物理シミュレーションモジュールの導入および誤作動の改善 5.衝突判定モジュールの導入および処理能力低下の改善 6.動作テスト用簡易コースの作成 7.コースマップの表示改善 以上のようなシミュレータの開発により、実際のコースの3Dグラフィック表示の臨場感が増し、また物理的シミュレーションによる自由移動滑走が可能になった。さらに操縦機能を導入するにあたり、ボブスレーのブレード、機体の力学的モデルの検討を行っている。シミュレーションの効果の指標としての生体の反応(脳波、心電図)については分析中である。
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