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1998 年度 実績報告書

語彙の統語・意味情報処理-日英辞書検索支援システム構築にむけて

研究課題

研究課題/領域番号 10480054
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

中澤 恒子  東京大学, 大学院・総合文化研究所, 助教授 (00292839)

キーワードレキシコン / 辞書情報 / 語彙規則 / 語彙タイプ
研究概要

本研究では、日本語または英語の学習者が和英辞書を利用する際にこれを自動支援するためのシステムのプロトタイプの構築に向けて、形態素解析・辞書情報処理・ユーザ・インターフェースなどの方式の確立を目指している。
(1) 辞書情報の処理に関して、語彙タイプの階層構造を用いる方式、語彙規則を用いる方式、音韻規則に形態的な情報を含める方式などについての論文を収集し、理論的な枠組みを比較検討した。英語などの屈折語だけでなく、日本語のような膠着語においても辞書の縦軸(語形変化)としての語彙タイプ階層、横軸(他品詞語の派生)としての語彙規則が必要なことはほぼ結論づけられたが、その役割分担と計算方式を今後の課題としたい。
(2) ドイツ語の主題化構文や複合用言などをテストケースとしてHPSG文法理論の枠組みで分析した。従来からドイツ語の分析研究の蓄積があったこと、及びドイツ語解析システムTROLLに解析規則を実装することが可能だったため、ドイツ語をテストケースとして扱った。
(3) イリノイ大学にて、上記文献調査、イリノイ大学にて開発したナビゲーションシステムのユーザ・インターフェースのプロトタイブの試用、情報交換を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 中澤 恒子(共著): "The third construction and VP extraposition in German" Complex Predicates in Nonderivational Syntax. 115-158 (1998)

  • [文献書誌] 中澤 恒子(共著): "Partial-VP and split-NP topicalization in German" Studies in Contemporary Phrase Structure Grammar. (1999)

  • [文献書誌] 中澤 恒子: "「行く」と「来る」の到着するところ" 言語情報科学シリーズ:対照言語学. 第4巻. (1999)

  • [文献書誌] 中澤 恒子(共著): "Complex Predicates in Nonderivational Syntax" Academic Press, 450 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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