研究概要 |
研究代表者の谷口と研究分担者の佐倉は,大阪平野、奈良盆地、濃尾平野、石狩平野、長岡平野で地下水温鉛直分布の追加測定を行い,本研究の取り纏めを行った。温暖化・都市化による地表面温度上昇の影響が、いずれも認められた。またその地表面温度の影響は、地下水涵養域では深く、逆に地下水流出域では浅層にとどまっていることが明らかになった。さらに、孔内水温の測定による気候変動復元の制度を向上するために,繰り返し測定による影響の評価を試みた。本研究によって得られた成果の発表は、2000年5月8-10日に行われたInternational Association of Hydraulicsでの特別セッションと2000年6月27-30日に開催されたAmerican Geophysical Union主催のWestern Pacific Geophysical Meetingにおいて行われ,好評を博した。
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