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1998 年度 実績報告書

致死性高脂血症マウスに関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10480237
研究種目

基盤研究(B)

研究機関浜松医科大学

研究代表者

加藤 秀樹  浜松医科大学, 医学部, 助教授 (30142053)

研究分担者 伊藤 豊志雄  (財)実験動物中央研究所, 動物医学研究室, 室長 (20106644)
六車 香里  (財)実験動物中央研究所, 遺伝研究室, 研究員 (50290979)
西川 哲  浜松医科大学, 医学部, 教務職員 (50260584)
辻 厚至  浜松医科大学, 医学部, 助手 (60303559)
キーワードマウス / 突然変異 / 高脂血症 / 血液生化学的検査 / 劣性遺伝子 / 致死遺伝子 / 交配実験 / リンケージ(連鎖)
研究概要

最近、研究代表者が保有する近交系マウスに離乳前に死亡する突然変異マウスを発見した。予備的な実験から、本マウスは高脂血症を呈し、高脂血症モデルの候補である可能性を示唆した。本年度は、血液生化学的ならびに遺伝について明らかにするために実験を行い下記の結果を得た。
1. 血液生化学的検査により、以下の8項目が有為に高値(正常動物の2.5〜7倍)を示した。1.直接ビリルビン、2.トリグリセライド、3.遊離脂肪酸、4.遊離コレステロール、5.尿素窒素、6.GOT、7.LDHおよび8.ALP。血中グルコース1項目は有為に低値(0.3倍)を示した。11項目は正常と異常の間で変わらなかった。1.総タンパク2.アルブミン、3.間接ビリルビン、4.燐脂質、5.総コレステロール、6.クレアチニン、7.カルシウム、8.無機リン、9.GPT、10.ガンマGTPおよび11.コリンエステラーゼ。
2. 本異常の遺伝については、従来より家系性であり、生後10〜14日で死亡する、いわゆる、劣性致死遺伝子であるらしいことが分っていた。今年度はMSM系統を交配相手として正式な交配実験を行った。その結果、本疾患はF1世代、F2世代における正常と異常の分離比により常染色体性劣性遺伝子であることを確認した。
3. 本疾患形質を支配する遺伝子がどの染色体に存在するかを調べるためにリンケージ(連鎖)解析を行っている。方法は、F2世代において組換え値を求めるもので、本症とマイクロサテライトマーカーの分離比の検定により行っているが、まだ染色体番号を特定するに至っていない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 加藤秀樹: "マウス・ラットの遺伝子地図" アニテックス. 10(2). 67-74 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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