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2001 年度 実績報告書

材料情報分野におけるインターオペラビリティの検討

研究課題

研究課題/領域番号 10490008
研究機関東京大学

研究代表者

岩田 修一  東京大学, 人工物工学研究センター, 教授 (50124665)

研究分担者 河西 寛  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (40010970)
関村 直人  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (10183055)
キーワード材料データベース / 材料データシステム / XML / インターオペラビリティ / 分散データベース / 材料設計
研究概要

国内外の代表的な材料データベースについて調整を行い、材料分類、特性分類、応用分野別分類を行い、材料データベース閲覧のためのホームページを作成した。個々のデータモデルについては、ASTM、NIST、日本材料学会等のデータベースのデータモデルについてのXMLによる記述を検討し、より専門的かつ本格的なデータベースであるLPF(Linus Puling File)についてのデータモデルとの比較結果を加えて、材料設計、材料開発のための材料データモデルの検討を行った。(1)検討に当たっては、以下の4つの視点を導入した。すなわち、同位体比、電子構造、分子構造、結晶構造、ミクロ組織、欠陥構造、非均質性、マクロ組織、形状といった材料の構造的な階層性、(2)物性理論、熱統計力学、構造力学、品質管理等の理論モデル、原データ(データログ、議事メモ他)、加工データ(評価、標準、規格)、情報知識に至るデータ・情報の加工、(3)機械、建物、原子炉、コンピュータ等々、使用環境、応用分野、(4)数値、テキスト、図、写真、動画、プログラムと情報表現の違いを反映した情報モデルである。(1)に関してはマルチスケールモデリング、(2)に関してはマルチプリンシプルモデリングとして近年の成果を組み込み、(3)に関しては原子炉材料を基軸にした整理を行った。(4)に関しては情報、圧縮技術、知的所有権管理技術に関する最近の研究動向の調整を行い、インターオペラビリティとは逆の方向の動きについての検討を行った。材料情報のナイーブな取り扱いは、その複雑な挙動の簡略かつ代表的な断面を静的に把え、関係モデルで表現する方法であるが、より適切な材料活用を達成するためには、その本性に迫るデータ表現が求められるため、表現能力の高いデータモデルの導入が必要であることを指摘し、報告書としてまとめた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] S.Iwata, Y.Yamagiwa, Takashi.Kiriyama: "Design Principles to compare Mutual Assembly and Disassembly Ease Factors and Achieve Product Designs Enabling both Easy Assembly and Disassembly"36・3. 120-125 (2001)

  • [文献書誌] S.Iwata, N.Shichijo, T.Ashino: "Modular simulation technique for virtual experiment of complex phenomena in materials"Materials & Design. 22. 77-79 (2001)

  • [文献書誌] P.Villars, S.Iwata, et al.: "Binary, ternary and quaternary compound former/nonformer prediction via Mendeleev number"Journal of Alloys and Compounds. 317-318. 26-38 (2001)

  • [文献書誌] S.Iwata, S.Tanaka: "CORROSION MODELS IN Mg ALLOYS WITH RESIDUAL AND CONCENTRATED STRESSES"Light Materials for Transportation Systems. 2. 949-954 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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