研究課題/領域番号 |
10490014
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
磯谷 孝 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (50014452)
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研究分担者 |
高橋 清治 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (30126106)
亀山 郁夫 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (00122359)
渡邉 雅司 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (90133214)
鈴木 義一 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (40262125)
富田 武 成蹊大学, 法学部, 教授 (10207607)
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キーワード | ソヴィエト / ソ連 / スターリン体制 / アヴァンギャルド / ロシア革命 / 戦時体制 / 共産党 / 第一次世界大戦 |
研究概要 |
研究期間の最終年度を迎え、2000年(平成12年)12月5日に東京外国語大学においてシンポジウム「ロシア--国家論からの照射」を開催し、研究成果の一部を公表することになった。中村裕「ロシア・ナショナリズムの歴史認識」は、ソルジェニーツィン、シャファレーヴィチ、コージノフらのロシア史像をロシア革命や集団化などに即して分析することによって、現代ロシアのイデオロギー状況と20世紀の文脈の中のソヴィエト史を論じた。鈴木義一「ロシアの社会・経済システムと国家」は、現代ロシアの世論調査に現れる社会意識を通じて、現代ロシアに受け継がれたソヴィエト体制の構造的な特徴を明らかにすることをめざした。富田武「ソヴィエト愛国主義の起源」は、スターリン体制の変容過程を国家と社会との相互関係の中で分析し、「ソヴィエト愛国主義」を体制が機能する上での重要な構成要素として位置付けた。これらの報告は、2001年(平成13年)3月に刊行される研究成果報告書にまとめられている。 その他の研究分担者の研究成果の概要は、上記の研究成果報告書で公表されるが、その内容は以下の通りである。 磯谷孝[トロツキーと精神分析学」 亀山郁夫「衝突とカーニバル」 渡邉雅司「ユーラシア主義再評価の動向とカルサーヴィン」 中澤英彦「戦間期のウクライナにおける言語政策」 高橋清治「ソヴィエト国家と諸民族--自治共和国、自治州と民族問題人民委員部の解体」
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