研究課題/領域番号 |
10551001
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
水田 徹 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30055917)
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研究分担者 |
古瀬 政弘 東京学芸大学, 教育学部, 助手 (40251574)
宮里 明人 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (20243537)
増田 金吾 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (20134786)
金子 亨 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90233882)
小川 知二 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20251572)
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キーワード | パルテノン / フリーズ / 彫刻 / 浮彫 / 図像 / 様式 / 実測図 / データベース |
研究概要 |
1 パルテノン神殿附属彫刻群のうち、フリーズ浮き彫り部の図像・様式一覧を完成し、報告書(386頁)を作成した。報告書はパルテノンフリーズ一覧本体(230頁)、浮き彫り断面図とそのコメント(24頁)、色分けカラー図版(8頁)、図像特徴を一覧できる別表(28頁)、9編の論文からなる巻末まとめ(91頁)で構成されている。 2 巻末まとめ9編は次の観点からまとめられている。 (1) パルテノン・フリーズの図像観察から得た新知見、(2)ジェスチャーとポーズ、顔と頭、(3)パルテノン・フリーズの騎士の衣裳について、(4)パルテノン・フリーズの馬脚表現の特質と復元の試み、(5)パルテノン・フリーズのたてがみ分類、(6)パルテノン・フリーズにおけるドリル技法の分類、(7)ドリル技法および実測断面図による着衣の制作技法分析、(8)パルテノン・フリーズの実測断面図とその分析、(9)ギリシア文化の精華・パルテノン一碑文からみる造営の歴史。 3 次にその文字および画像データのCDROMを以下の手順で行った。 (1) プランニング:写真画像、図形、文字データの入力コンセプトの検討。 (2) (1)に基づきシナリオを制作し、図形データ約400、写真データ約800、文字データ約2万語を用いることを決定した。 (3) コンテンツ制作:(3)の文字および画像データの入力を開始。 (4) インターフェース制作:情報展開と操作ボタンをつくり、各種インターフェースの試作を始めた。 4 予定されていた外国旅行は、報告書の英訳とCDROMのの完成近くに行うのが妥当と考え、平成11年度に実施することの計画変更した。
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