研究課題
本年度は、過去の共通一次試験とセンター試験に含まれていた問題の難易度を比較するために、以下のような実験を行った。英語と数学に関して、20年分の冊子に含まれる大問を2群に分け、第1群には各年度からおよそ3題の大問が含まれるものとする。第1群から新たな冊子を10冊作り、各冊子には3年分の大問がすべて含まれるようにする。また、任意の2冊子間で重複する年度を2とする。上記のデザインの下で作成された冊子を大学1年生約400名に実施し、大問単位で、古典的テスト理論の同族テストモデルに基づき分析を行った。また、その結果を利用して、第2群の問題の難易度の比較を検討中である。