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1999 年度 実績報告書

高等教育機関相互の学習支援ネットワークの形成過程とその制度化に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10551010
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

笹井 宏益  国立教育研究所, 生涯学習研究部, 室長 (10271701)

研究分担者 鬼頭 尚子  国立教育研究所, 生涯学習研究部, 研究員 (00290859)
澤野 由紀子  国立教育研究所, 生涯学習研究部, 主任研究官 (40280515)
山本 慶裕  国立教育研究所, 生涯学習研究部, 室長 (50135646)
田中 雅文  日本女子大学, 人間社会学部, 助教授 (10217078)
キーワード学習支援 / 高等教育機関 / ネットワーク / 連携
研究概要

高等教育機関が学習支援のためのネットワークを実現しようとする場合には、
1.地域社会における専門的な職業が限られており、高等教育機関が有している「専門的な知見」を地域に還元する機会が限られている。反面、教養的な講座等は、すでに公民館やカルチャーセンター等で行われている。
2.高等教育機関相互または行政機関同士の間に、制度上または事実上序列があり、その「タテ割り」の社会システムがネットワーキングの拡充を妨げている。
といった課題があることが明らかになったが、これらの解決方法として、次のような形が考えられる。
(1)高等教育機関は、地域社会において、ある程度重層的な職業構造をもっている「職」に着目し、それらの中で中核的な立場にある人たちの専門性を伸ばす、という観点から、地域と連携することが求められる。地域には、このような専門性に関する組織・機関は必ず存在することから、それらとの連携が高等教育機関のプレゼンスを大きくし、学習支援を充実させる。
(2)高等教育機関、行政機関を含め、地域に所在する多くの機関・個人が共有できるような「将来展望」や「課題」をもつことが重要である。それが(又はその解決が)、真に価値あるものであれば、地域における連携・協力を協力に推し進めることにつながる。
(3)連携・協力事業の事務局を持ち回りにしたり、時限的なものにすることによって、各機関の「力関係」が変化し、ネットワーキングが固定化しにくくなる。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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