研究課題/領域番号 |
10551011
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
長尾 彰夫 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70030484)
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研究分担者 |
村川 雅弘 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (50167681)
浅沼 茂 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30184146)
安彦 忠彦 名古屋大学, 教育学部, 教授 (30027966)
山口 満 筑波大学, 教育学系, 教授 (20006571)
西川 信広 大谷好大学, 文学部, 教授 (60156049)
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キーワード | インターネット / 新教育課程 / カリキュラム開発 / 総合的な学習 |
研究概要 |
本研究の最終年度となる本年度では、これまでインタビューや授業観察および研究資料の内容分析などによって明らかになった各学校での新教育課程の開発状況について、インターネットのウェッブページとして発信するための研究に重点を置いた。本研究で開発したインターネットサイトに掲載した学校は、大阪教育大学附属池田中学校、大阪府守口市立春日小学校、横浜市立本町小学校等である。それぞれの学校の研究状況を、「地域の特色」「学校の沿革」「カリキュラムの概要」「総合的な学習の位置づけ」「授業実践事例の紹介」というような項目で整理した。また、授業分析によって得られた研究知見を、文章表記によってのみ記述するのではなく、子どもの個人情報の保護には十分留意しつつ、写真を用いてより具体的な研究情報を発信することができるようにした。このインターネットサイトの活用目的は、最終的に公開することによって、全国の小・中学校の教師がそこから新教育課程に対応した新しいカリキュラムの開発を行うための実践的な知見を得られるようにすることである。その目的を達成するために、たんに学校の実践事例を並列的に発信するだけでなく、すでに先行研究として制作されている教師のための教育用インターネットサイトにリンクを貼ったり、本研究の分担者として各学校で訪問調査を行った研究者に直接電子メールで質問を寄せたり、あるいは、このインターネットサイトを参考にした教師が意見交換ができる掲示板システムを付随させたりしている。以上のように、本研究は、当初の計画通りに、新教育課程を先進的に実施している学校を訪問調査することによって、カリキュラム開発の手続きやデザインに関する経験知を集約するとともに、それをインターネットサイトから発信することによって、オンラインでの新しい教師教育あるいは教師の自己研修に貢献するという所期の目的を十分に達成することができた。今後は、日本カリキュラム学会や日本教育方法学会等で口頭発表や、論文発表を行う計画である。
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