研究概要 |
1.軟X線位置敏感型検出器の使用テスト (1)抵抗心線型一次元検出器の開発を行ない、実際にスペクトルを測定し、その性能テストを行った。更に分解能の向上を目指して使用ガス圧を3気圧まで高めて行い、分解能の向上を確認した。 (2)マイクロチャンネルプレート(MCP)を用いた二次元検出器を取り付け、使用テストを現在行っている。 2.現在の進行状況 (1)開発した分光器を用いて、電子線励起により、SiK_α線,K_β線,AIL_α線,K_β線YL_α線等の測定を行い、分光器、検出器を含めた全システムの総合テスト、性能評価も行っている。 3.今後の計画 (1)4f希土類元素化合物の中で最初にCeO_2をとりあげ、その共鳴逆光電子スペクトルの測定を行い、価数揺動物質の4f電子状態についての知見を得る計画である。また得られた成果はVUU-X111(July,23-27,2001,Trieste)で発表予定である。
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