• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

遠心流動層によるディーゼル機関排ガスの同時脱塵・脱硝システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10555065
研究機関東京大学

研究代表者

堤 敦司  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (00188591)

キーワードディーゼル排ガス / NOx / スス / 遠心流動層 / 脱硝 / 脱塵
研究概要

ディーゼルエンジン排ガス中には、10%前後のO2と浮遊粒子状物質(ススとタール状物質)が含まれているため通常の三元触媒ではNOx低減が困難であり、現状ではディーゼル排ガスに対して有効な排ガス浄化方法がない。このためディーゼル排ガス処理装置の開発は社会的に緊急の課題となっている。そこで、本研究では遠心流動層を用いたディーゼル排ガス中のNOxとススの同時除去装置の開発を目的として研究を行った。
最終年度である本年度は、遠心流動層によるススの補集機構を解明するため、ナノサイズの超微粒子を遠心流動層で流動化させる実験を行いその流動挙動を調べた。その結果、ナノサイズ粒子が、遠心流動層によって、飛び出さずに大きな凝集塊を作ることなく流動化できることを示し、凝集体径がGによらずほぼ一定となることを見いだした。また、固定層を用いたNOxとカーボンの反応実験を行い、ススによるNOxの還元機構を明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Matsuda,S.,H.Hatano,K.Kuramoto and A.Tsutsumi: "Fluidization of Ultrafine Particles with High G"J.Chem.Eng.Jpn., in press. (2001)

  • [文献書誌] Matsuda,S.,H.Hatano,T.Muramoto and A.Tsutsumi,,: "Particle and Bubble Behavior in Ultrafine Particle Fluidization with High G"Fluidization X, in press. (2001)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi