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1999 年度 実績報告書

3次元MOSデバイスを用いた超高性能3次元集積回路に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10555112
研究機関東北大学

研究代表者

遠藤 哲郎  東北大学, 電気通信研究所, 助教授 (00271990)

研究分担者 桜庭 弘  東北大学, 電気通信研究所, 助手 (60241527)
舛岡 富士雄  東北大学, 電気通信研究所, 教授 (50270822)
キーワードMOSトランジスタ / 3次元MOSトランジスタ / SGT / 3次元集積回路
研究概要

3次元MOSデバイスを用いた超高性能3次元集積回路に関する研究として、昨年度までの研究成果を発展させて,本年度は、下記の事を行った.
(1)3次元型高集積メモリの提案
本研究で提案してきた3次元集積回路の設計指針に基づき,Stacked-Surrounding Gate Transistor(S-SGT)DRAMを提案した。このメモリは,複数のSGT型セルを垂直に積み上げることにより形成される。そして,このS-SGT DRAMは,新しい三次元階層型メモリアレイ技術によって実現されている。4セルを積層したS-SGT DRAMは、従来12F^2必要であったセル毎の面積を1.44F^2までに縮小可能であることを示した。以上より,三次元階層型メモリアレイ技術が,将来の大容量DRAMに適していることを定量的に明らかにした。
(2)3次元高集積メモリのデザインに関する研究
本研究ではStacked-Surrounding Gate Transistor(S-SGT)DRAMのプロセスデザインを提案し、プロセスシミュレーションを用いてその有効性を実証した。今回のプロセスによリ2セルを積層したS-SGT DRAMは、従来型SGT DRAMの50%となる1セルあたり2.4F^2のセル占有面積を実現した。以上により、更なる高集積化が必要となる将来の大容量DRAMに適した、S-SGT DRAMのプロセスデザインを示した。
(3)総括
今まで行ってきた(I)SGT型3次元MOSトランジスタ及び基本回路の設計,(II)3次元集積回路固有の設計手法の研究,(III)3次元型高集積メモリの提案,及び,その解析を総括して,SGT型3次元MOSトランジスタ及び基本的な3次元集積回路の設計方針を系統的に明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木 正彦: "Stacked-SGT DRAM を用いた2.4F^2メモリセル技術"電子情報通信学会論文誌 C(C-I,C-II合併号). J83-C No.1. 92-93 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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