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2000 年度 実績報告書

セルラ移動通信系のニューロダイナミックチャネル割当システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 10555126
研究機関新潟大学

研究代表者

仙石 正和  新潟大学, 工学部, 教授 (30002017)

研究分担者 田村 裕  新潟工科大学, 工学部, 教授 (60227288)
佐藤 拓朗  新潟工科大学, 工学部, 教授 (20271603)
岡田 和則  総務省, 通信総合研究所・通信システム部, 主任研究員
篠田 庄司  中央大学, 理工学部, 教授 (40055207)
山田 吉英  防衛大学校, 電気工学教室, 教授
キーワード移動通信 / セルラ方式 / チャネル割当て / 基地局配置 / セル配置 / ニューラルネット / 遺伝的アルゴリズム / 最適化アルゴリズム
研究概要

今年度は,ダイナミックチャネル割当装置に関して,昨年度から継続して検討し,システムに要求される事項を詳細に検討し,ダイナミックチャネル割当装置の能力向上を検討した.ニューロ技術や遺伝的アルゴリズムを用いたダイナミックチャネル割当装置の利用形態として,非常に短時間の間にチャネルの配置を変更させるような方式の他にある程度の時間間隔でチャネルの配置を変更するという形態も考えられる.後者の形態でダイナミックチャネル割当装置を用いる場合には,各セルで必要とされるチャネル数を推定し,算出することが必要となる.このような状況に対応するために道路網における交通トラヒックの測定状況から必要なチャネル数を算出することを検討した.現在も継続して検討中である.また,現在のセルラ移動体通信方式では導入されていない子機間通信機能をシステムに取り入れた場合のチャネル割当,その際の通信トラヒック特性の解析,スケジューリング,ニューラルネット,遺伝的アルゴリズムの適応の可能性などについて検討し,いくつかの成果を得た.
また,様々な状況に対応するため,災害時の通信需要急増に関する検討を行なった.大規模災害時は通信需要が急増する。セルラ移動通信系のニューロダイナミックチャネル割当システムがこの通信需要に対処できるか単純な割当システムを用いて検討し,セルシステム間でチャネル枠を変動することで対処可能であることを示した。また,基地局アンテナの構成についても検討を行なった.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 仙石正和: "グラフ理論,確率幾何学とモバイルコミュニケーション"電子情報通信学会技術研究報告. RCS2000-137. 67-74 (2000)

  • [文献書誌] Kaoru WATANABE: "A Scheduling Problem in Multihop Networks"IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences. vol.E83-A No.6. 1222-1227 (2000)

  • [文献書誌] 田中皙男: "端末間直接通信のセル方式への適用がトラヒック特性に与える効果"2001年電子情報通信学会総合大会. (2001)

  • [文献書誌] 大西毅: "マイクロ/マクロオーバーレイセルシステムにおけるチャネル枠変動法のシミュレーション評価"日本シミュレーション学会第19回シミュレーション・テクノロジー・コンファレンス. Sess.6-9. 181-184 (2000)

  • [文献書誌] 大西毅: "マイクロ/マクロオーバーレイセルシステムにおけるチャネル枠変動法の呼量変動特性"日本シミュレーション学会技術研究報告. Jsst-MM2000-01. 1-10 (2000)

  • [文献書誌] Yoshihide Yamada: "Development of a Frequency-Invariant Array Antenna of Low Sidelobe Characteristics"IEEE Antennas and Propag.International Sympo.'00. 644-647 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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