研究分担者 |
石井 抱 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (40282686)
喜安 千弥 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (20234388)
石川 正俊 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (40212857)
花泉 弘 法政大学, 工学部, 教授 (60143385)
日下 迢 金沢工業大学, 工学部, 教授 (20064454)
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研究概要 |
前年度に引き続き,階層化処理アルゴリズムを拡張・発展させるとともに,これまで開発してきたソフトウェアのパッケージ化を並行してすすめてきた.ソフトウェアのパッケージ化にあたって,システムに含めるアルゴリズムを具体的に選択した.前処理として重要な画像間のレジストレーション法,高次元データからの目的指向型特徴抽出法,さらに,空間情報の階層性に着目したクラスタリングアルゴリズム(CLUST),時間情報の階層性に着目した分類アルゴリズム(CDMR,PACE),分光情報の階層性に着目した分類アルゴリズム(BDT)などを選定した.これらの処理を実現している既存のプログラムについて,その構造および入出力仕様を検討し,本研究で開発するパッケージのシステム構成,システム内部の画像フォーマット,プログラム間のインタフェース仕様,ユーザインタフェース仕様などを具体的に検討した.続いて,まず,多重分光画像の階層的クラスタリング処理をテスト対象として,処理システムのプロトタイプを構築してきた.ユーザインタフェースとしては,Javaを利用する方法を検討中であり,すでに開発したポリゴン面積調整システムなどの経験をふまえて,ユーザインターフェースのテストプログラムを作成して,検討を進めている.今後は,各アルゴリズムを統合した利用しやすいシステムを開発する予定である.
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