研究課題/領域番号 |
10555186
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
巻上 安爾 立命館大学, 理工学部, 教授 (90121615)
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研究分担者 |
塚口 博司 立命館大学, 理工学部, 教授 (80127258)
津田川 勝 立命館大学, 理工学部, 教授 (50066734)
中西 恒彦 立命館大学, 理工学部, 教授 (40066725)
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キーワード | 高速道路 / 径路誘導 / AVI / 旅行時間予測 / シミュレーション / 渋滞 / 迂回路 / フローティング |
研究概要 |
1. 基礎資料の収集; 検討対象路線の線形、車線数、交通容量、QV特性曲線等の幾何構造関係資料および料金カードから作成される対象区間のI C間OD表等の交通量に関する資料の収集を行った。検討対象路線は東名高速道路・名神高速道路および東・西・名 阪 道路および名阪国道である。 2. AVIを用いた旅行時間の計測とインターチェンジ流出入調査の実施;交通繁忙期のピーク2日間に渡ってAVIを用いた旅行時間の調査を行う。対象区間は車輌検知器が基本的設置されていない名阪国道の天理〜亀山間とし、それ以外の名神・東名・近畿および東西の名阪各自動車道は車輌検知器からの検知情報と算出された現在旅行時間およびフローティング走行による旅行時間の実測を行うとともに、インターチェンジ流出入調査を主として名神・東名神高速道路を対象に実施した。 3. 現況シミュレーションの実施と予測旅行時間の精度確認;1の基礎資料の収集と併せて、前年度の渋滞状況および公団当局発行の渋滞予測表から、東名神名古屋〜吹田間下り線の最大渋滞発生日を含む2〜3日を調査対象日として、東名・名神の両高速道路を対象に現況シミュレーションを行い、調査当日の再現状を確認するとともに、西名阪自動車道松原料金所等の渋滞状況を確認して、代替迂回ルートの旅行時間の変動特性について検討を加えた。 4. 高速道路利用者に対する経路選択に対する意識調査の実施と径路評価モデルの構築;調査対象区間の上流側にある上郷サービスエリア下り線で、利用者に年齢、性別・車種・出発地・目的地・旅行目的・料金支払方法等の基本データの問い合わせとともに渋滞長・旅行時間の変化に対する迂回路への選択傾向を調べるとともに、吹田以西の足の長い旅行者に対しては、名阪国道への迂回に対する傾向を探った。 5. 径路誘導シミュレーションの実施と効果判定手法の検討;高速道路渋滞シミュレーションを用いて行った現況シミュレーションに対して上記効用関数を組み込んだ径路誘導シミュレーションを実行した。旅行時間と迂回率の関連性や誘導効果の評価方法等についての検討を行った。
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