研究概要 |
至適触媒系選定 1.担持アルカリ金属塩の活性化、活性、活性種保持 最も安価な触媒と考えられるナトリウム塩について、硫酸塩、塩化物、アルカリ金属として可能性のあるカリウム、リチウムについて、活性化、活性、活性種保持をおこない、カリウム塩が高活性を示した。 2.至適ペロブスカイト型酸化物の探索 ペロブスカイト型酸化物のAサイト、Bサイトの遷移金属イオンを変えて、至適ペロブスカイト型酸化物担体を選定した。ペロブスカイト型酸化物の至適粒度および高表面積化について成功した。炭素の連続フィードを考えた反応器・触媒の設計をおこなった。 3.ペロブスカイト担持触媒の流動床 触媒粒子の流動床をつくり、炭素粒子のフィードバックが上手くおこなえることが明らかとなった。 4.ペロブスカイト担持触媒ハニカムへの担持 アルミナで作ったハニカム表面へペロブスカイト担持触媒を分散し、炭素粒子フィードに対する触媒能が充分発揮できることがわかった。 ペロブスカイト型酸化物に担持されたアルカリ塩の活性化機構 ペロブスカイト型酸化物に担持した硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウムについて、昇温中のSO_2,HCl,CO_2の発生状況を追跡、炭素、酸素の役割を明らかにした。
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