研究課題/領域番号 |
10557001
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
嶋田 裕 千葉大学, 医学部, 教授 (70009116)
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研究分担者 |
小宮山 政敏 千葉大学, 医学部, 助手 (70175339)
増田 善昭 千葉大学, 医学部, 教授 (00009490)
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キーワード | 線維芽細胞 / 心筋 / トロポニンI / 遺伝子導入 |
研究概要 |
当研究に用いる遺伝子導入装置を検討した。遺伝子銃(バイオラッド社)と細胞融合遺伝子導入装置(BTX社)を比較した。遺伝子銃はDNAを金コロイドにコーティングし、それをヘリウムガスの圧力を用いて打ち出すものである。この方法は3次元培養線維芽細胞のような柔らかいものには金がバウンドしてしまい、導入効率が低いことが予想されたので、細胞融合遺伝子導入装置を用いるこにした。 細胞融合遺伝子導入装置は電気パルスにより細胞に瞬間的に穴を明け、DNAを取り込ませる装置である。既に動物胚にDNA取りこませ、強制発現させた報告があるので、予備実験としてニワトリ胚にレポータージーンを導入した。このレポータージーンはLacZ遺伝子および心筋のトロポニンIを強制発現用プラスミッド(pBK-CMV)に組み込んだものである。LacZおよびトロポニンIは背部と肢芽および脳に発現していることがわかった。今後、さらに強力に発現するベクター(pmiwZ)等を用いてパルス条件を変化させ、効率良く遺伝子が入るよう検討し、3次元培養線維芽細胞に導入することを行いたい。
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