研究課題/領域番号 |
10557024
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
上出 利光 北海道大学, 免疫科学研究所, 教授 (00160185)
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研究分担者 |
前田 雅弘 株式会社免疫生物研究所, 研究開発部, 次長
村上 正晃 北海道大学, 免疫科学研究所, 助手 (00250514)
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キーワード | オステオポンチン / CD44v / β1インテグリン / 細胞接着 / 細胞遊走 / 転移 |
研究概要 |
(1) 高転移性腺癌では、細胞にCD44vが発現し、これがβ1インテグリンと物理的に会合状態にある。しかも、高転移性癌ではオステオポンチンの産生が亢進しており、CD44vとβ1インテグリン複合体とオステオポンチンがオステオポンチン分子内のRGD配列以外の部位と結合し、これが細胞遊走能の亢進を引き起こしていることを明らかにした。さらにβ1と会合するα鎖に関して、2つの異なるα鎖が関与することを示した。一方は細胞接着能のみに関与しており、他方は接着能と遊走能の療法に関与している。 (2) オステオポンチンの機能をさらに明らかにするために、オステオポンチン内の異なるエピトープを認識する5つの単クローン抗体を作製した。
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