研究概要 |
平成11年度では,イリノイ大学シカゴ校Gary Kielhofner教授が中心になって開発した「人間作業モデル」とカナダ作業療法士協会(COTA)が約10年前から取り組んでいる「クライエント中心の実践(Client-Centered Practice)」とが,クライエントとセラピストの協業を具体的に進める上で重要であることを明らかにした前年度の研究を受けて,人間作業モデルの評価法のうち,人間作業モデルとクライエント中心の実践の両モデルに基づいて作成された「作業に関する自己評価(OSA)」を翻訳し,主にこの評価法を用いて事例収集を行った。 事例を検討するために,研究協力者に事例の提出を求め,平成12年2月25日に,京都市において,主たる研究協力者により事例の検討を実施した。この検討会で検討される事例は,日本作業行動研究会機関誌「作業行動研究」に投稿することにし,現在,投稿中である。
|