研究課題/領域番号 |
10557047
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
小嶋 亨 広島大学, 医学部, 教授 (70037399)
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研究分担者 |
影浦 光義 福岡大学, 医学部, 教授 (40037594)
高安 達典 金沢大学, 医学部, 助教授 (80154912)
仁平 信 日本医科大学, 助教授 (40089636)
田中 栄之介 筑波大学, 社会医学系, 講師 (30138416)
権守 邦夫 秋田大学, 医学部, 助手 (10006744)
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キーワード | インターネット / データベース / 分析法 / 薬物 / 毒物 |
研究概要 |
現在までの進捗状況 1. 試料抽出法(前処理法)と確認試験をまとめた分析法をデータベースとして充実させることを再確認した。 2. 分析法データベースをオンライン入力によって作成するために、データベースの基本骨格を構築した。とくに苦労したところは、レコードのアイデンティティの設定方法であり、22項目とした。 3. 各研究分担者は、30化合物を担当し、最も推奨しうる方法として代表的な主要分析法を各々5つ選別する。分析方法を文献から収集し、データベース収録に適するか否かについて評価をくり返した。 4. 各研究分担者から700余の文献を候補として、直接、各自の端末機からWeb上のデータベースフォーマットにリストアップした。 5. 実際にオンラインによるリストアップの際に、データベースのフォーマットの項目の修正をくり返した。 6. 各研究分担者からリストアップされた論文のフルペーパーを広島大学の図書館を通して請求し、各研究分担者に郵送した。 7. 各分担者は、フルペーパーを詳細に検討し、データベースに収録する文献を最終的に選択し、データベース項目に従ってデータを入力中である。 作業中に和歌山市における毒物をカレーに混入する事件が発生し、予定した化合物以外に青酸、ヒ素、アジ化ナトリウムなとの分析法が加わった。そこで、青酸・砒素については、 1. 予試験としての分類を増やし、既存のデータベースとは別フォーマットとする。 2. 既存のデータベースの項目として追加する。の両面から検討したが、既存のデータベースの枠組みは変えずに、青酸は有機溶剤・有毒ガス分析法のなかで、砒素は農薬分析法のなかで扱うこととなった。 代表的な予試験について別フォーマットでまとめることについては、次年度以降の検討課題に残すこととなった。
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