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1999 年度 実績報告書

実用的かつ多目的な高感度免疫機能測定装置の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10557051
研究機関大阪大学

研究代表者

岩谷 良則  大阪大学, 医学部, 教授 (60168581)

キーワード免疫機能検査法 / 抗体産生細胞 / 細胞検出法 / サイトカイン産生細胞 / 画像解析 / 酸素抗体法
研究概要

ELISPOT法等の直接産生細胞検出法は、倍養上清中の産生物を測定するよりも10倍以上高感度であり、約10^4 細胞/we11と少量のサンプルで測定できるが、SPOT等の計数をマニュアルの目視法で行わなければならないため、極めて労力を要す。また計数も主観的である。そこで、これらの欠点 (労力大、主観的計測)を克服するため、最近開発された高度かつ高感度の生物分野用イメージング&画像解析システムとマイクロプレート移動装置を用いて直接細胞検出法の自動化を行い、液性および細胞性免疫機能の高感度自動測定装置を開発することを試みた。まず、甲状腺ペルオキシダーゼ抗体産生細胞が形成した個々のSPOTの数が、RIA法で測定した培養上清中の甲状腺ペルオキシダーゼ抗体産生量と相関するか否かを、画像解析システムの条件を工夫しながら、検討を重ねたところ、両者に有意の相関が認められた。また、可溶性膜蛋白産生細胞検出用ELISPOT法においても、同様にSPOT数と倍養上清中の可溶性膜蛋白濃度との間に相関が認められるか否かを検討中である。さらに、ELISPOT法と同様に、蛍光抗体法を応用した蛍光SPOT法で、サイトカイン産生細胞が形成した蛍光のSPOTにおいても、抗体産生と同様の検討を行い、計数の自動化および標準化が可能であることを試みたが、蛍光の強度が弱く、計数が困難であった。そのため、異なる蛍光色素を標識した2種類のサイトカイン抗体を用いた、2種類のサイトカインの同時検出および定量は難しく、現在さらに検討中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kabutomori O, et al.: "Sex difference in myeloperoxidase activity of neurophils"Am J Hematol. 60・4. 312-313 (1999)

  • [文献書誌] Iwatani Y,Watanabe M: "Normal Mechanisms for Self-Tolerance,in Autoimmune Endocrinophipies"HUMANA PRESS. 433(1-30) (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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