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1999 年度 実績報告書

Ileojejunal Transpositionによる腸上皮増殖関連遺伝子同定(下部消化管大量切除後の病態改善を目的として)

研究課題

研究課題/領域番号 10557118
研究機関東北大学

研究代表者

福島 浩平  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (20271900)

研究分担者 舟山 裕士  東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (50192315)
内藤 広郎  東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (90180223)
佐々木 巌  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60125557)
佐々木 一幸  日清製粉, 創薬研究所, 研究員
笹野 公伸  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50187142)
キーワード短腸症候群 / 大腸全摘術 / 分子生物学 / 上皮細胞 / 細胞分化 / 増殖
研究概要

1、条件の設定
本研究の目的はin vivoにおける細胞増殖関連遺伝子の同定にあるが、このような遺伝子群は食事摂取の影響を強く受けるものと考えられる。そこで、従来より細胞増殖の指標であるornithine dicarboxylaseの活性を指標として条件設定をしたところ以下の群で比較検討を行うこととなった。1)単開腹のみ、2)切離縫合のみ、3)IJTの3群で術後2、4、8週、空腹時と食事刺激後30分、1時間で比較することとした。
2、Differential displayによる遺伝子スクリーニング
設定群のうち、単開腹、切離縫合、IJT5週、4週で空腹時、食事摂取後1時間で、小腸の4ヶ所、大腸より上皮細胞を分離、RNAを抽出した。すでに、60通りのプライマーの組み合わせによりDifferential displayを行った。このシステムは、IJTの有無による影響と同時に食事刺激によって誘導される遺伝子、ラット大腸と小腸上皮細胞で選択的に発現される遺伝子をあわせてスクリーニングすることができる。再現性を確認の後興味あるバンドを8本選択しクローニングを終了した。
3、今後の展開
スクリーニングをさらに120通り追加し、興味あるバンドをクローニング、homology searchによる分子の同定と、その機能的役割について検討をすすめる。具体的には、遺伝子産物について得られる情報量や抗体リコンビナント蛋白のaccessibilityによって異なってくるが、最低でもin vivoにおける発現状況はin situ hybridizationにより可能と判断される。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 福島 浩平: "Induction of mineralocorticoid recepfor by sodium butymate in small intestinal (IEC6) and colonic (T84) epithelial cell lines"Digestive Disease and Sciences. 44. 1571-1578 (1999)

  • [文献書誌] 佐藤 俊: "gene induction of 11β-hydroxysteroid type II (11β-HSD2) is essential for enhancement of aldostenone-mediated sodium absorption"gastroenterology. 116. A-1349 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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