研究分担者 |
菊池 雅彦 東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (60195211)
佐々木 啓一 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (30178644)
渡辺 誠 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (80091768)
吉川 典之 (株)ジーシー, 機械事業部, 部長(研究職)
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研究概要 |
本研究の目的は,車椅子に乗ったまま患者の治療ができる歯科用ユニットの開発にある.今年度(平成12年度)は,本研究の最終年度にあたり,ドクターユニット,無影灯,ウォーターユニット(スピットン等)を歯科用ユニットに組み込み,車椅子患者対応の歯科用ユニットを完成させた.ドクターユニットは,車椅子患者の治療時にタービンやエンジンのホースが邪魔にならないように,ホースがテーブルの上に位置するフライング方式とした.また,車椅子患者の場合,身体に障害をもっていることが多いので,スピットンまで体を伸ばせない場合がある.そこで,スピットンが患者の口元まで移動できる移動用スピットンも装備し,バキュームホースに接続させた. また,無影灯も車椅子患者の出入りに邪魔にならないように,アームの可動範囲を通常の歯科用ユニットに比較して,大幅に増加させた.さらに,ドクターユニットのパネル上で,車椅子患者用チェアーおよび一般患者用チェアーの操作を全く同じ手順で行うことができるようにした.
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