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1998 年度 実績報告書

不整地歩行シミュレーションシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10558001
研究種目

基盤研究(B)

研究機関名古屋大学

研究代表者

櫻井 伸二  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 助教授 (20144173)

研究分担者 近藤 孝晴  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (20135388)
石田 浩司  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 助教授 (50193321)
池上 康男  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (60092988)
矢部 京之助  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (50090410)
キーワード歩行 / 転倒 / トレッドミル / 不整地 / 床反力
研究概要

歩行の研究に用いられるトレッドミルは一般に平地および上り坂での歩行しかシミュレートすることができない。平地、上り坂および下り坂にとどまらず、右足下がり、左足下がりなどの側方への傾斜面や凸凹の歩行面上の不整地歩行をシミュレートすることが可能なシステムを、従来のトレッドミルを利用して比較的安価に試作することを目的として研究を行った。
国内メーカーおよび国外研究者からの専門的知識の提供や打ち合わせを得て、キャタピラ駆動方式のトレッドミルを改良することにより不整地歩行シミュレー夕を試作した。このトレッドミル全体を前後左右への傾斜が可能な台の上に乗せることによりあらゆる傾斜面での歩行をシミュレートすることが可能になった。左右方向(ロール)および前後方向(ピッチ)の傾斜角度は独立に変更可能なものとした。さらにベルト式ではないキャタピラ式トレッドミルの利点を生かし、各キャタピラべルト(スラット)上に各種突起物をランダムに取り付けることにより、路面の凸凹をシミュレートできるよう設計した。この突起物の大きさや数、場所をかえることにより、どのような歩行面をも再現することができる。なお、高齢者が使用することを考慮して、緊急停止装置および転倒防止装置など安全面には特に配慮した。
来年度以降はこのシミュレー夕の有効性を検証するため、各種路面における歩行について運動学的および運動力学的な測定を行う。各年齢層の被検者を対象として比較研究し、高齢者の歩行の特徴を明らかにし、その転倒の原因について考察する。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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