研究課題/領域番号 |
10558006
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
倉田 忠男 お茶の水女子大学, 生活環境研究センター, 教授 (60011920)
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研究分担者 |
鈴木 恵美子 お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (80154524)
大塚 譲 鳥取大学, 教育学部, 助教授 (20135833)
グュエン ウ゛ァン・チュエ 日本女子大学, 家政学部, 教授 (80175322)
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キーワード | ビタミンC / 抗酸化ビタミン / 抗ストレスビタミン / 生活習慣病 / 生活習慣病予防型食習慣 / 糖尿病合併症 |
研究概要 |
現在わが国は世界史上、類を見ない超高齢化社会に移行しつつあり、人々の最大の関心事は「健康」、特に生活習慣病の予防・治療等に関連する諸問題にある。一方、ビタミンCに代表される抗ストレス・抗酸化ビタミンの糖尿病等の生活習慣病に対する予防効果については、未だにその詳細が十分には明らかにされていない。本研究では、生活者の立場から健全な食生活の構築に向けて、「生活習慣病予防型食習慣の確立」に必要な基礎資料の集積を図り、主要な抗酸化・抗ストレスビタミンであるビタミンCの生活習慣病(糖尿病)予防効果の基本メカニズムを明らかにすると共に、その研究成果に基づき「抗酸化・抗ストレスビタミンによる生活習慣病予防型食習慣の確立」に関する提言を行う。まず、糖尿病合併症の進行阻止に対するビタミンCの効果について調べた。すなわち、人間と同様にビタミンCを生合成できない実験用小動物(主としてODS/Shiラット)に糖尿病誘導用薬剤を投与して人工的に糖尿病動物をつくり、一定の条件下で、一定量のビタミンC投与下に飼育し、その間における血糖値の変動、糖化ヘモグロビン量の消長、白内障の進行度等を調べると共に、飼育実験終了後、動物体内の主要臓器中のビタミンC濃度、肝薬物代謝系酵素活性の変動等々を測定し、外部環境から化学ストレスを負荷しない場合の糖尿病動物における合併症の進行度の評価を試みた。さらに、種々のビタミンC投与レベルで、健常動物および糖尿病動物を飼育し、それぞれ所定の条件下でタバコの煙に曝す処理を行うことにより一定の化学ストレスを加え、この間における血糖値の変動、糖化ヘモグロビン量の消長、白内障の進行度等を調べた。また、飼育実験終了後、動物体内の主要臓器中のビタミンC濃度、肝薬物代謝系酵素活性の変動等を測定し、外部環境から化学ストレスを負荷した場合の糖尿病動物における合併症の進行状況を明らかにした。
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