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1999 年度 実績報告書

生物・環境教育教材として使用可能な脊椎動物由来の培養細胞キットの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10558010
研究機関東京水産大学

研究代表者

羽曽部 正豪  東京水産大学, 水産学部, 助教授 (10218464)

研究分担者 上田 忠佳  大日本製薬株式会社, 学術部, 研究員
キーワード魚類細胞 / 細胞キット / 教育教材 / 生物教育 / 理科教育 / 教科教育
研究概要

本研究は,魚類の培養細胞を利用し、培養細胞学等の専門性のな環境においても利用可能な「培養細胞キット」の開発すること。また実際に、開発中の細胞を教育現場等に導入し、その利点・問題点を洗い出し,実用性のある「細胞キット」並びに利用法を開発する事を目的としている。本年度の実績・概要は以下の通りである。
1)前年度に引き続き、キットとして利用するための細胞収容法について検討した。その結果、新たな細胞保存法(仮称ALPS培養法、詳細は論文参照:誰でも使える動物細胞:魚類の培養細胞キット使用法、化学と生物)を開発した。本方法は、利便性に優れ、下記2)に示すような講習会等でも利用可能な培養形態であることが判明した。また、細胞キットの教材としての利用法についても検討した。(下記2参)。
2)H11年11月、高校生物担当教師を対象に、本学において公開実験実習「教育教材としての動物培養細胞:魚類細胞からのアプローチ(誰でも使える培養細胞と教材としての利用法について)」を実施し、実際に評価検討を行った。実習内容は、(1)生細胞の観察と継代培養法:生きてる動物細胞を観察・飼育してみよう。(2)細胞染色標本作制と細胞分裂観察:分裂ステージを追いかけろ。(3)生細胞のミトコンドリア観察。(4)培養細胞の足場依存性実験(結合組織成分の認識):コラーゲンはどこにある。(5)関連試薬の調製/利用法と簡易無菌操作:培養細胞が生きるための最低条件。(6)生体細胞の初代培養:ニジマス胚の培養細胞作成法。(8)バイオアッセイ系としての魚類細胞:培養細胞で毒性評価。(9)魚類と生物教育教材:連続生ある生物学のために(講議)、である。参加教師から本研究成果の評価を受けた。同時に積極的教材支援の要請を受けた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 羽曽部正豪: "誰れても使える動物細胞:魚類の培養細胞キット使用法"化学と生物. 37巻8号. 547-551 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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