研究概要 |
本研究の目的は次の通りである。 (1) 赤外線光空間伝送LANを用いることにより,教授者及び学習者が赤外線空間伝送のサービスエリア内に入るだけで,1人からn人までの任意なグルーピングが可能な形でマルチメディアを活用できる,英語教育・学習システムを構築する。 (2) 授業を代表者及び分担者におけるそれぞれの専門分野の手法に基づき解析する。解析結果は検証実験,実証実験へとつなげ,新しい英語教育・学習システムの実現を確固たるものにする。 (3) 赤外線光空間伝送LAN上での授業例の提示を行う。 (4) 赤外線光空間伝送LANの教育環境との融合性に関する考察を行う。 そして,本年度の研究計画は,平成10年度に構築された英語教育・学習システムの実験システム上で,授業の解析について検証すること及び赤外線光空間伝送LANの教育環境との融合性に関する考察を行うことであった。ところが,想像を絶する,コンピュータ及びその周辺機器・技術の進歩の速さ・価格の低下で,研究当初予想した環境があまりにも違いすぎてきた。来年度は,内諾された補助金を有効に活用し,できる限り現状に近い環境に固定し,その上で研究を続行し,確固たる成果につなげることが課題となる。
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