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2000 年度 実績報告書

WWW上で実行可能な科学技術日本語論文の解析と作成支援システムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 10558019
研究機関東京工業大学

研究代表者

赤堀 侃司  東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)

研究分担者 加藤 清方  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (20185838)
小野 博  大学入試センター, 研究開発部, 教授 (10051848)
清水 康敬  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (10016561)
仁科 喜久子  東京工業大学, 留学生センター, 教授 (40198479)
猿橋 泉  (株)NOVA, 情報システム・コンピュータ事業本部, 取締役本部長
キーワード科学技術論文 / 日本語学習 / インターネット / 学習支援システム / WWW / 自然言語処理
研究概要

本研究の最終年度である本年度の研究実績の概要は、以下のとおりである。
「科学技術日本語論文作成支援システムの開発と評価」
昨年度の研究実績である「科学技術日本語論文構造解析システム」と連携したシステムとして、「科学技術日本語論文作成支援システム」を開発し、その評価実験を行なった。本システムの特徴としては、(1)学習者が画面を見ながら論文の章立てを設定してゆくことができる「章立て構造入力機能」、(2)学習者が論文を書くために必要とする「結束表現」のカテゴリー(仮定・条件、定義、比較、原因・理由など)を選択すると該当するカテゴリーの例文を表示する「基本的表現検索機能」、が挙げられる。
日本語文の結束表現の分類は、「構造解析システム」の開発時に作成したルールベースを用いた。学習者に提示することができる基本的表現は、あらかじめ作成した科学技術日本語論文コーパスに対して「構造解析システム」のルールベースを適用し、その解析結果をもとにして自動的に抽出した。本システムでは、自動的に抽出した表現のうち正しく分類したものを「基本的表現」とし、表現ごとに出現確率を定義して、検索結果を制御している。
さらに、日本人学部学生および留学生を対象にした本システムの定性的評価では、科学技術論文作成の場面で、既存のワードプロセッサがもつ「アウトライン機能」「文章校正・表記ゆれチェック機能」よりも、本システムの方が有効であるとの結果を得た。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Jie Chi Yang,Kanji Akahori: "A Discourse Structure Analysis of Technical Japanese Texts and Its Implementation on the WWW"Computer Assisted Language Learning. 13・2. 119-141 (2000)

  • [文献書誌] YOSHINO Shiho,KANO Noriko AKAHORI Kanji: "The Effects of English and Japanese Captions on the Listening Comprehension of Japanese EFL Students"Language Learning. 37. 111-130 (2000)

  • [文献書誌] Jie Chi Yang,Kanji Akahori: "Development and Evaluation of a CALL System for Supporting the Writing of Technical Japanese Texts on the WWW"ICCE/ICCAI 2000. 1. 348-355 (2000)

  • [文献書誌] 赤堀侃司: "インターネットを活用した教材コンテンツの在り方"IMETS. 138. 24-27 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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