研究課題
基盤研究(B)
平成10年度から12年度にかけて、21回の研究会を開催し、コンピュータ教材の開発を行った。コンピュータ教材は、全部で4つ開発した。(1)「学校給食」のいろいろは、日本やアメリカ、オーストラリアの学校給食やお弁当の時間などの写真教材を中心に編集したものである。日本の学校給食が食生活の改善、栄養バランス、食生活の改善に焦点が当てられると同時に、日本型食生活の特徴である主食、主菜、副菜、汁物のバランスのとれた献立を基本としている点で優れている。アメリカの学校給食は、食生活の改善よりも肥満対策ならびに欠食対策に重点が置かれており、学校給食の目的が地域や国の生活スタイルでことなることに気がつくように編集してある。(2)「学校給食の1日」は、食材が給食室に運ばれ、そこで様々な段取りと手順を経て調理され、各教室に配膳されていく様子を、実際の給食室で取材したビデオ映像でまとめたものである。できあがった給食を食べるだけでなく、それが作られるプロセスを理解させることを目的に編集された。(3)「食べ物の不思議」は、食べ物の加工技術について関心を持ってもらうために、缶詰の作り方や豆腐がなぜ固まるのかなどといった食品化学の不思議を実験質での実験映像を中心に編集したものである。(4)「食のつながり」は、従業実践を編集した教材で、稲作づくりの1年間の生産プロセスを通じて地域の環境である水や土と食べ物である稲がどのように関わっているのか、稲わらを使った納豆づくりの実践などの映像を編集した。CD教材としては、写真中心でまだ不十分なものであるが、これと関連した研究協力者の授業実践報告も報告書として編集してある。
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すべて 雑誌論文 (2件)
Bulletin of Miyagi University of Education Volume 39
ページ: 79-94
21世紀食料・農業市場の展望(中嶋・神田編)(筑波書房)
ページ: 155-178