研究概要 |
総合的学習の時間と情報科に対する数学科関連教具の開発をめざす本研究では、機構学、コンピュータ制御簡易メカトロニクス機構まで実現する組立ブロック、レゴ(ロゴジャパン社の商標ではレゴロゴテクノクラブ:以下レゴ・ロゴと略記)を利用した教材開発を継続した。レゴ・ロゴを用いて、小学校高学年から高等学校に至る数学と関連諸教科(理科、技術科、工業科、美術科など)の教材とそれに必要なコンピュータプログラム集を開発を進ることを目的として進めた。算数・数学科はもとより、関連教科や新設の総合的な学習の時間、情報科、そして選択教科などで、数学を独創的な技術開発の文脈や芸術的なデザイン創出の文脈で活用し、そこから改めて数学を探究しはじめるなどの活動を再帰的に展開する総合的、クロスカリキュラム的な指導事例を計画し、実施した。科学館・博物館、児童館等の教室外学習の場でも、子供が自ら機構を数学的に探究する簡便な教材・教具としてレゴ・ロゴを活用するためのマニュアルも作成を行っていく。本年は、特にホームページを充実させた。 また,ICME9,WGA11,テクノロジー利用部会において研究発表,ならびみTSG5,ハンズオン部会にて研究発表を行った。そして,HPMでは全体講演を,また,ATCMでは研究発表を行い,注目を浴びた。 現在,その成果は,明治図書から著書として,内田洋行などから教具として発表する準備中である。
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