研究分担者 |
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)
吉永 潤 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (50243291)
浅田 匡 神戸大学, 発達科学部附属人間科学研究センター, 助教授 (00184143)
田結庄 良昭 神戸大学, 発達科学部, 教授 (90030585)
小石 寛文 神戸大学, 発達科学部, 教授 (70030591)
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研究概要 |
平成10年度における本研究の実施結果は,概ね次の通りであった。 1. 淡路島・神戸市・芦屋市に所在する小学校および中学校,さらに教育委員会,教育センター,教育事務所などを対象にして,震災そのものないしは防災教育関連の文献・資料を収集し,それらの内容を検討しながら,データベース化のための準備を行った。各学校などが作成した震災の記録および防災教育関連の指導書・パンフレットについて,かなりの数を収集することができた。 2. 教育関係以外の立場から刊行された震災資料(建築関係,経済関係,心理および心のケア関係,震災自体の記録)の収集を行い,それらのデータベース化について検討した。現在約100件程度の資料を整理中である。 3. 震災の教材化に関する基礎研究を行った。主に地学教育的な観点から現地野外調査に基づいた研究を実施した。その具体的な内容は,神戸市長田を事例とした谷埋め埋土地域の地震被害と地下水位,急傾斜地の崩壊に関する災害防止,斜面崩壊における花崗岩・沸石脈との関連などであった。震災の地域教材として有効なデータを得ることができた。 4. 上記のデータをデータベース化し,WWWネットワークにおいて公開するためのシステムのあり方についての調査と検討を行った。データベースの構成と構造,検索のためのキーワードの設定,ホームページの構成と構造などである。また,CD-ROMによってデータを公開するための方法についても検討を行った。
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