研究課題/領域番号 |
10558052
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
吉本 富士市 和歌山大学, システム工学部, 教授 (60043410)
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研究分担者 |
古田 茂 和歌山県工業技術センター, 和歌山デザインセンター, 主査研究員
森山 真光 和歌山大学, システム工学部, 講師 (00283953)
原田 利宣 和歌山大学, システム工学部, 助教授 (80294304)
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キーワード | 視覚言語 / 形状デザイン / セグメンテーション / 曲線創成システム / リバースエンジニアリング / スプライン |
研究概要 |
1.GAを用いた曲線の最適セグメンテーション 曲線のセグメンテーションの問題を、スプライン関数の節点の決定問題と見なして、その最適な数と位置を自動的に決定する方法を研究開発した。特に、多重節点も扱えるように改良し、尖ったところや不連続なところのある形状も扱えるようにした。この成果は、情報処理学会論文誌にフルペーパーとして掲載された。また、開発したアルゴリズムを、クレイモデル等の測定データから自動的に曲線モデルを得る問題へ応用した。 2.視覚言語の抽出研究 デザインの描いた曲線や工業製品に用いられている曲線を分析し、その結果を用いて造形における曲線の視覚言語化・体系化を行った。この研究をまとめて、国際会議VL'99で発表した。また、自然造形物や工業製品以外の人工物(刀剣、陶芸など)まで分析範囲を広げ、それらに用いられている曲線の分析を行った。加えて、リバースエンジニアリングのための、視覚言語を用いて曲線創成システムのプロトタイプを開発中である。今年中には、これら一連の研究を論文としてまとめ、発表予定である。 3.非接触計測器を用いた3次元形状計測と、それに基づくモデリング 視覚言語を抽出する対象として、自然造形物であるヒトや動物の形状計測を行った。入力装置として非接触形状計測装置を用い、形状とテクスチャを同時に計測した。特に和歌山大学に保存されている日本猿の剥製は世界で5体しか現存しておらず、非常に貴重である。それを3次元のディジタルデータとして保存し、インターネットで公開する電子仮想博物館を構築する。また、この成果を国際会議AMS'99で発表した。
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