研究概要 |
1.GAを用いた曲線の最適セグメンテーションについて 本研究プロジェクトで開発した「GAを用いた曲線の最適セグメンテーションの手法」を,自動車のクレイモデルの計測データを近似する問題へ応用し,実用化可能であることを確認した.この成果は,ラスベガス(米国)で開催された国際会議IASTED Int.Conf.on Computer Graphics and Imaging 2000で発表し高く評価された.また,日本応用数理学会誌「応用数理」のInvited Paperの一部としても掲載された. 2.視覚言語を用いた曲線の自動フェアリングシステムについて リバースエンジニアリングへの応用を考えた,曲線の自動フェアリングシステムを開発した.このシステムは,曲面の測定とキーラインの抽出,曲線あてはめ,曲率単調曲線への分割,曲線の性質の分析,視覚言語への置き換え,キーラインの再構成,により構成されている.このシステムを用いることにより,短時間にデザイナの意図する曲線を得ることを可能とした.本研究の成果は,デザイン学会論文誌に掲載された.また,アルゴリズムの詳細を加筆したものを国際会議Information Visualization 2001-CAGDに投稿中である. 3.認知幾何の拡張とプリミティブへの応用について 一般的に用いられている全てのプリミティブや特殊な面の成り立ちをしている多面体について,面構造分析を行った.その結果抽出された多面体を視覚言語として体系化した.
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