研究分担者 |
片山 徹郎 宮崎大学, 工学部, 助教授 (50283932)
最所 圭三 香川大学, 工学部, 教授 (50170486)
荒木 啓二郎 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (40117057)
小板 隆浩 大阪産業大学, 工学部, 助手 (60319580)
中西 恒夫 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (70311785)
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研究概要 |
本研究は,システムソフトウェア・アーキテクチャの統合性を考慮し,マルチメディア情報処理への柔軟な適応と,並列分散処理による高速化とを実現する.最終年度である,今年度は,以下の研究を行った. 1.大規模システムのためのスケジューリングに関する研究 大規模システムである,分散共有メモリの並列マシンを対象として,プロセッサスケジューリングをメモリ管理と協調動作させる新しいスケジューリング方式の研究を継続した.今年度は,ホームクラスタという新しい概念を導入したスケジューリング方式を提案し,その有効性をシミュレーションにより評価した. 2.プログラムのデータ分割/配置に関する研究 分散共有メモリの並列マシンでは,上記のスケジューリングのみならず,マルチメディア応用プログラム内のデータをどのように分割して,メモリモジュールに配置するかという,データ分割/配置が重要となる.この問題に,GAを用いた新しい方法を提案し,その有効性をシミュレーションにより評価した. 3.ネットワークにおける効率的な通信方式に関する研究 分散システムにおいて,相手ノードの位置情報を用いて効率的に通信する方式を提案し,その有効性を示した.
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