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1998 年度 実績報告書

大規模コンピュータシステムに対する次世代信頼性評価技術の実用化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10558059
研究種目

基盤研究(B)

研究機関広島大学

研究代表者

尾崎 俊治  広島大学, 工学部, 教授 (10034399)

研究分担者 三道 弘明  流通科学大学, 情報学部, 教授 (40167440)
海生 直人  広島修道大学, 経済科学部, 教授 (80148741)
田中 泰明  京都大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90217068)
山田 茂  鳥取大学, 工学部, 教授 (50166708)
土肥 正  広島大学, 工学部, 助教授 (00243600)
キーワード大規模コンピュータシステム / 次世代信頼性評価技術 / 実用化 / ハードウェア / ソフトウェア / 保全スケジュール / 性能評価 / モデル分析
研究概要

(1)第1回研究準備委員会の開催:(i)コンピュータハードウェア(電子材料)(ii)コンピュータソフトウェア(iii)データ伝送技術,(iv)ネットワーク設計,(v)コンピュータ保全技術,(vi)信頼性基礎数理,(vii)統計的信頼性試験の7つの研究グループによる専門委員会を開催した.特に,各専門領域において現在までに得られた理論的かつ実証的地検を整理し,信頼性理論の歴史的変遷とコンピュータテクノロジーとの関連について資料をまとめた.また,(iv)ネットワーク設計委員会と(vi)信頼性基礎数理委員会を軸に,大規模コンピュータの信頼性評価に関する基本方針をまとめた.
(2)第2回研究準備委員会の開催:(i)で決定された基本方針ならびに現在収集しているデータを用いて,大規模コンピュータシステムのトップダウン的信頼性評価技術の草案を作成した.この段階においては,シュミレーションテストを除いた全ての理論的モデルの解析を完了した.各委員間の調整は,E-mailを使って行った.各専門小委員会で決定された研究方針を下に,7つの研究グループによって独自に研究を実施した.各専門委員会に参加する研究者はおおむね5〜6名とし,各専門委員会代表者(分担者)がその調整を行った.
(3)平成10年度信頼性技術研究シンポジウムの開催:7つの専門委員会による個別領域における研究調査の報告,ならびに研究準備委員会全体でまとめられたトップダウン的信頼性評価技法についての報告を行った.シンポジウムへの参加資格は特に定めないものとし,学会,大学関連企業からの参加を呼びかけた.最終的に,本報告会でまとめられた成果は,印刷製本され,シンポジウムへの参加および学会などに無料送付された.また,国際共同研究の企画として,英語版の報告書を作成し,世界各国に配送した.シンポジウムでの講演者は,各専門小委員会において委託された大学研究者ならびに民間の研究者であった.また,シンポジウムでの発表に対する自由応募も並行して行い,我が国における信頼性評価技術の発展に寄与するような学会研究集会が開催できたものと考えている.

  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 土肥正: "ニューラルネットワークを用いたソフトウェア最適リリース問題の幾何学的解法" 電子情報通信学会論文誌(A). 81・1. 110-118 (1998)

  • [文献書誌] 岡村寛之: "コンピュータシステムの自動スリープ機能における省電力効果I" 情報処理学会論文誌. 39・6. 1858-869 (1998)

  • [文献書誌] 土肥正: "動径基底関数ネットワークを適用した再生関数の計算手続き" 日本応用数理学会論文誌. 8・2. 13-29 (1998)

  • [文献書誌] 藤広敏幸: "屋内不点故障発生件数の推定に関する事例研究" 電子情報通信学会論文誌(A). 81・9. 1316-1319 (1998)

  • [文献書誌] T.Shibuya: "Spare part inventry model with stochastic lead times" International Journal of Production Economics. 55. 236-247 (1998)

  • [文献書誌] Y.Shinohara: "An optimal software ralease problem under cost rate criterion : artificial neural network approach" Journal of Quality in Maintenance Engineering. 4・4. 236-247 (1998)

  • [文献書誌] H.Tanaka: "Cost-based optimal relation between inspection time and assessment time for random fatigue crack growth" Probabilistic Engineering Mechanics. 13・2. 69-76 (1998)

  • [文献書誌] 山田茂: "コードレビューにおける人的エラーと人的要因に関する考察" 電子情報通信学会論文誌(A). 81・9. 1238-1246 (1998)

  • [文献書誌] 田中正敏: "コスト制約下での納期を考慮したソフトウェア最適リリース問題に基づくテスト労力配分方策" 日本経営工学会論文誌. 49・3. 178-187 (1998)

  • [文献書誌] 木村光宏: "処理時間制約のあるフォールトトレラントソフトウェアシステムの性能評価" 日本信頼性学会誌. 20・7. 422-432 (1998)

  • [文献書誌] T.Nakamura: "Optimal number of spare cashboxes for unmanned ATMs." RAIRO Operations Research. 32・4. 389-398 (1998)

  • [文献書誌] H.Sandoh: "A new modified discrete preventive maintenance policy and its application to hard disk management" Journal of Quality in Maintenance Engineering. 4・4. 284-290 (1998)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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