研究分担者 |
山田 茂 鳥取大学, 工学部, 教授 (50166708)
海生 直人 広島修道大学, 経済科学部, 教授 (80148741)
土肥 正 広島大学, 工学部, 助教授 (00243600)
三道 弘明 流通科学大学, 情報学部, 教授 (40167440)
木島 正明 東京都立大学, 経済学部, 教授 (00186222)
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研究概要 |
平成10年度文部省科学研究費基盤研究(B)(1)(展開)の成果に基づき,大規模コンピュータシステムに対する次世代信頼性評価技術の体系化を行った.コンピュータシステムを構築する7つの異なる研究専門グループによって多角的に新しい信頼性技術を検討した.コンピュータ技術については福岡,紀,菅澤,山田,データ保全技術については中川,三道,ネットワーク設計技術については木村,コンピュータ保全技術および基礎数理については河合,海生,木島,統計的信頼性については土肥,田中がぞれぞれ担当となり,全体の取りまとめは尾崎が担当した.また,大規模なシンポジウムを開催し,異なる分野の幅広い研究者層から意見を収集した.さらに,新しい信頼性評価技術を実現するために,多くの民間企業の協力も得られた.特に,専門グループによって協議された指針やシンポジウムにおいて抽出された信頼性評価技術に関する成果を民間企業に所属する技術者にフィードバックし,次世代コンピュータシステムの実用化を検討した. (1)平成10,11年度の研究成果の発表の場として平成12年3月29,30日,京都ガーデンパレス(京都市)において国際会議を開催した.この国際会議には,ほぼ全員の研究分担者と海外からの7名の有名研究者を中心に50名ほどの参加者があった.コンピュータシステムの次世代信頼性技術に関する数々の発表とそれに対する活発な討論があった.そして,その報告集としてASSM2000を出版した. (2)平成10,11,12年の3年間にわたる科学研究費基盤研究の総括として平成12年12月7,8,9日の3日間のシンポジウムがKKR鳥羽いそぶえ荘(鳥羽市)で開催された.研究分担者のほぼ全員とその他の有志も参加した.3年間の研究成果のまとめと今後の研究動向について熱心に討論した.
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