研究課題/領域番号 |
10558060
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 富山商船高等専門学校 |
研究代表者 |
遠藤 真 富山商船高等専門学校, 商船学科, 助教授 (40149919)
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研究分担者 |
横井 幸治 富山商船高等専門学校, 練習船, 助手 (50280376)
中谷 俊彦 富山商船高等専門学校, 商船学科, 講師 (30249776)
村山 義夫 (財)海上労働科学研究所, 第1部, 主査
山崎 祐介 富山商船高等専門学校, 商船学科, 教授 (90132597)
小林 弘明 東京商船大学, 海洋工学講座, 教授 (70016963)
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キーワード | ヒューマンエラー / ヒューマンファクター / 操船 / 支援 / 船舶操縦性能 / 航行管制 / 航海 / 人間ー機械系 |
研究概要 |
平成10年度計画に沿って研究を行ない、以下の内容の成果を得た。 1. 出入港操船に関する作業イベント解析を行ない、熟練操船者の一般的な出入港時行動規範に基づいた操船モデル(言語表現)の概略を得た。現在、言語表現の操船モデルを、計算機上に展開できる定量的なモデルとすることを試みている。 2. 出入港操船における操船者要求支援に関する解析を行ない、要求支援の陸上一船舶(操船者)間の協調及びタスク配分方法について、基礎的な検討を行なった。現在、適切な協調及びタスク配分に関する合理的な解釈を試みている。 3. 出入港操船支援システムの基礎的なハードウェアシステムとしてのNAVIGATIONPAD(携帯型航行支援装置)を開発し、幾つかの海上検証実験を行ない、その実用性と有用性を確認した。 4. 現有する富山商船高等専門学校・操船シミュレータを改良し、出入港操船に関する基本的な実験を行ない、増強した機能を確認した。 以上の研究成果を踏まえて、操船支援による安全性向上の在り方について、「船舶運航のシステム化-人・船・環境の協調を目指して-」と題してまとめ、発表した。また、NAVIGATION PAD(携帯型航行支援装置)の開発、検証結果については、内外の2種類の論文として発表し、現在、民間企業が実用化を試みるまでに至った。
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